2003/1/4 23:20 p.m.

新年 明けましておめでとう御座います。

本日、西宮神社に初詣に行きまして
オミクジを引いたところ、

「末吉 このみくじにあたる人は何事も忍耐が第一なり
 気ながく待つべし行末大によし」

とのことでした。

去年は色々ありましたが、
ま、気を長く持って、焦らず急がず着実に日々を生きることにします。

つーわけで
今年も宜しくお願い致しますです。

にょほほ


7.76Kb
↑2002年12月30日
大阪USJにてジョーズと戯れる私

2003/1/15 1:24 a.m.

昨日、久し振りにスポーツクラブに行った。
担当インストラクターに 「お久し振りですね」
と声を掛けられ、
「体調を崩していたもので。これからまた来ますんで宜しく」
と、うすら笑いを浮かべつつ答えた。

状態が悪かったときには43キロまで減った体重が、現在50キロ。
健康になってきたのは確かだし、それは大いに結構なのだけれど
さすがに増えすぎなので何とかしたい。

実は、先日、医者である友人と会食をしたとき
「過食気味?」
と心配されてしまったほどに食欲が爆発しているのだ。
まるで、ずっと抑圧してきたものが堰を切ったかのごとく。

思えば今まで私は自分を制御しようとしすぎていた。
高すぎる理想を掲げ、そこに合致しない自分を責め続けていた。

勿論、理想があるのは悪いことでは無い。
でも自分を壊してまで全うしなければいけないほどの「何か」など
滅多にあるものでは無いと思う今日この頃。

健康な心と体は資本だ。
頑張るのは結構なことだが、資本をすり減らしてしまっては
結局は病気を患ったりして効率が悪くなってしまう。

まあ、高すぎない理想を掲げて
ボチボチやりまひょ。
自分のペースで、焦らずにね。

2003/1/24 0:33 a.m.

さみーよ。
コート着てるのに震えるなんて反則だ。

さて、昨日はサントリーホールへ
日本フィルハーモニー交響楽団の定期公演を聴きに行ったのだ。

指揮者は 炎のコバケン、こと小林研一郎さん。
曲目は、オルフの「カルミナ・ブラーナ」

エンタテイメント性がテンコ盛りで目茶目茶エキサイトしました。
第一部が終わった時点で既に鼻息荒くなってた。

やっぱコンサート会場に足を運んで聴く演目って、
生ぬる〜いモーツアルトの弦楽四重奏等より
(ワタシ的にはそういうのは家でダラダラしながら聴く方が良い)
心拍数が上がったり、大編成のオケや合唱団の音の波動に
シビレまくったりして興奮するほうが好きですわ。

いやー。いいかんじにハイでご機嫌よ。
指揮者も途中躍りすぎて指揮台から足踏み外してたし、
全体的に盛り上がってた。

次は何を聴きに行こうかな。

2003/2/8 1:40 a.m.

近状報告。

豆撒きは一人で地味に行いました。(通年通り)
太巻きは食べませんでした。(近年に無き事態)

昨日は森山開次さんの踊りを見に行きました。
演奏者とダンサーの間に走る波動みたいなものを
感じた瞬間があって、とても良かったです。

↑ 「暗黒舞踏」とか「コンテンポラリーダンス」とか
いわれる類のものらしいですが
古典だろうが前衛だろうが心に訴えるものは全てグレイト。

鍛えた体は美しいし
舞台という濃縮された世界は とろりとした幻のようだし
いやー……
あたしも踊ってみたいわい。

2003/2/24 3:49 a.m.

デニーズにて。

イレズミいっぱいの、おとうさん
驚くほど痩せてる、おかあさん
無邪気が度を越してる、おガキ様

家族団欒なさっていました。

私の隣の席で。

もくもくと食事する彼ら。
たまに、おガキ様が大きな声をあげます。

そして出ました。おガキ様の十八番 「うそ泣き」。

こざかしいね。
実に憎たらしい。

こうすれば同情を得られる、かまってもらえる、という
彼なりの学習の上に成り立った行為なのでしょうが、
そんなに計算高い子供なんて嫌だーーーー

もし私の子供が「うそ泣き」なんかしたら
どついてホンマに泣かしたるわ。

私の保育園時代、小学生時代を思い出すと
そういう類の偽りは、子供同士の間でもタブー視されていて
安易に「うそ泣き」などしてしまうと

「うそ泣きするな!うそ泣きするな!」

とクラスの皆から白い目でみられ、非難されたハズなのですが……

私はここ数ヶ月で数件の「うそ泣き」に遭遇しましたからねぇ。
最近は、子供達の間で「うそ泣き」が容認され、
積極的に使うことが推奨されているのでしょうか。

謎だ。
子供をとりまく状況と、彼らの世界観、暗黙のルール。
昔とはかなり違うんだろうか。
どこが、どういう風に違うんだろうか。
興味津々なので御座います。

2003/3/3 4:12 a.m. ひなまつり

♪あかりをつけましょ爆弾に〜
♪おはなをあげましょ毒の花〜

……数年前も同じこと書いたような気がするナー
日々精進してるハズなのにナー
あれえ?

ちなみに冒頭の替え歌は私が作ったんじゃなくて
小学生の頃、みんなが歌っていたものです。
もしかして全国共通?

***

さて
話題は変わりますが
昨日、ちょっとした用があって
綱町三井倶楽部 という迎賓館に行ってきました。

「鹿鳴館の設計者としても知られるジョサイア・コンドル博士」
が手がけた
「西洋建築史に名を残す、もっとも貴重な建築物のひとつ」は、
「これまでに多くの公賓、国賓をもてなし」
「歴史に残る数々の祝宴が繰り広げられてきた」らしい。

以上、資料より抜粋して基本説明終わり。

ちなみに、普段は
倶楽部会員およびその紹介がある人以外、入れないそうです。

そんな偉大なる建物の大食堂で寛いでいた私。
サービスで出されたカナッペを食べ終わったときに
よたよた……という感じで、
しかし非常に さり気なく・素早く・無言で、
給仕さんが皿を下げてくれたので

「いやあ味のある爺ちゃんだね」

と、隣でカナッペを咀嚼中の友人に感想を述べたところ

「ただの爺ちゃんじゃないから!
 勤続何十年とかいう歴史があるんだから。
 今の皿の下げ方だって、
 『VIP達が会話してるときに邪魔にならないように』
 っていう気遣いに基づいて築き上げられたものなのかもよ」

という返事が返ってきました。
軽薄なる私は黙したよ。
持つべきものはしっかりした友人だな。

微妙に改心し、秘められた歴史を感じながら館内を見直すと
大正時代の着飾った御婦人達が羽根の扇子をひらひらさせながら
躍る様子が見えました。

うそです。

"西洋文化を一生懸命やってたころの日本と、そのエネルギー"
について友人が熱く語ってるところに

「っちゅーか、なんかNHKっていう感じだよね。雰囲気が。
 『確かなものを、きっちりと』 作ったっつーか。」

と懲りずに水を差して嫌な顔されました。

おしまい。

あっ、
でも冗談はさておき素晴らしい空間でした。

……え、冗談言っちゃいけない?
そうなの?あれえ?

2003/4/24  17:00

歳月不待人。

引越先の街の商店街で ボケーとアボヅラ晒してるうちに、
もう4月も終わりに近づいておる。

伊藤雅代は仕事もせずに家事にいそしんでいるよ。
おおお、しかし廃業したわけでは無い。

今は休む、という決意をしたのだ。

「休むことは怠けること」
そんな意識が根底に流れているこの日本では
"休む日々" に飛び込むにも精神力が必要となる。

「三日休むだけでも、すごく勇気がいる」
と仕事熱心な人たちは言う。

でも、三日休むことを躊躇したために
三年休むことになったら?

被害甚大。
どうしたらよかっぺーー!!   でしょ。

日本社会よ、
メンヘラーに合いの手を。じゃなくて愛の手を。

さて
そんな私の精神状態は「晴れ・時々曇り」

朝は9時くらいに起きて朝日を浴び
一心不乱に床やシンクを磨いたり
カーテンを洗ったり壁を拭いたり
掃除機を掛けたり
ブリ&大根や ヒジキ&大豆 の煮物を作ったり。

そうやって一日が暮れ
静かな気分で床に入る。

大災害の夢・大爆発の夢
手足や目が無くなる夢
フレスコ画が崩れて死体の顔が出てくる夢
そういう馴染みの悪夢も
ようやく私を解放してくれつつあるようだ。

おかげで睡眠薬の量も減った。

まだまだテンパるときもあるけれど
今はただ無理をせずに安穏と過ごすことが第一課題。

私は今、
かつて自分を叱咤激励しすぎたツケを払っているのだ。


***
メニューに「ハンガリー旅行記
追加しました。
これは2001年度に
マレブ・ハンガリー航空社から依頼を受け
作成したものです。


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