2003/7/1 0:42

一体 HPって、WEB公開日記って、何なんだろ。の巻。

***

1997年にこのHPを作ったときには
とにかく注目を浴びたい一心だった。
雑誌に載ったりTVに出たりしたくて。

それが実現して
「日本を代表するネットアイドル!」とか
わけわからん肩書き付けられて
アクセス数も増えて、それがまた雑誌とかTVで
とりあげられたりする材料になって
それによって再びドカッとアクセスが増えて……

一番多いときで一日6000アクセス。
作戦成功しすぎ。

うまくまわってた。
「伊藤雅代」っていう偶像を中心として、
何かがグルグル忙しく騒がしく回ってた。
溶けてバターになるんじゃないかっていうくらいに。

そのうち私は文章を書くことを仕事にし始めて
それも最初のうちはこのHPがキッカケになったりしてて
だからまだHPは大切で
自分のイメージを作ったり、
人を楽しませたりすることが重要だった。

でもライターとして仕事を積み重ねるほど
だんだんHPは関係無くなってきて

ネットアイドルとしての顔出し署名記事じゃなく
ライターとして無記名の記事までこなすようになって

私はHPに必然性を感じなくなってしまった。

でも何故かここを潰す気にはなれなかったんだよね。

「日々雑感」の、虚像の私の中に、
やはり実物の私も居たんだよ。
なにげに「実物伊藤雅代エキス」を
「日々雑感」に ひとしずく (もっと大量かw) 垂らしたりして
ぶつぶつ呟いて膿を出していたんだよ。

私には呟く場所が必要なんだ。
呟きてえ。
もっともっと本音書きてえよー

実物の私はいつもそう言ってる。

しかしそれは許されるのか?

「ねえ、私さ、もう
 凄い強烈でイタイ毎日過ごしてるときでさえさ、
 平和で特に何も無いような、飽くまで無難な文章書くの
 嫌になってきたよ。」

思い切って夫にそう言ってみたら
「それはエエこっちゃ」 と
あっさり言われた。

でも身内にはね
精神患ってるとか云々ネガティブなことを
私が書くことを嫌がる人がいるのよね。
そりゃそうだ。
そりゃーそうだ。
重々分かってるんだ。
だから今迄書かなかったことも一杯あるんだよ。

去年の日記を読み返してみるとね
「祝@**万アクセス!めでたい」
とかなんとか書いてるんすよ。

病院のベッドに押さえつけられて
途切れ途切れの意識の中でゲエゲエ捩れながら
胃洗浄されてた一日だっていうのに。




■■

2003/7/27 1:35a.m.

久々の更新でこの内容はどうかと思うが、の巻

***

7月26日の、母親の日記 を読んで

大学時代に

「寝巻きがわりに着ているTシャツのまま
 ズボンだけジーンズに履きかえて
 髪は後頭部で一つにくくり
 (↑しかもニラなどをとめてあった輪ゴムで)
 金縁のド近眼用メガネを着用」

という、心の底からやる気の無いことが窺い知れる
格好で登校したところ

「わあ。どうしたの雅代。変装して。」

と友達に言われたことを思い出しました。

ちなみにそのときは
(あほかい、これがナチュラルのワテなんどすえ)
と思いましたです。

化粧した顔、普通の顔、起きたままの顔。

全部別人。


■■


2003/8/7 21:02p.m.

「男の子って、女の子に対して幻想を抱いていて
 まあ大抵は若いうちにそれが打ち破られて
 現実を知るんだけど
 最近の若い人はそういう機会に恵まれずに
 育っているのかもね」

 と、うちの夫が言ってました。
 私もそう思います。


 ちなみにそんな夫の推薦本は
 岩月謙司:著 「女は男のどこを見ているか
 タイトルはイケてないけど、内容はイケてるそうです。
 私もこれから読んでみますわ。

 余談。
 「そういう貴方も女に対して幻想抱いてるでしょ」
 と夫に問うたところ
 「抱いてるさ!」
 と胸を張ってました。めでたいね。

 追加。
 岩月先生の本をパラパラめくってみました。
 おもろいかも。


■■


2003/8/31

主婦みたいに生活してます。
っていうか、まるっきり主婦です。

家事がメイン。
あとは本を読んだり、ピアノを弾いたり。

徒歩圏に河があるので
そこまで散歩するのも好きです。

カモの夫婦が仲良く泳いでいたりして、
その平和な光景を眺めていると

(生きることって、もしかしたら、
 そんなに思いつめるような 難しいことじゃないのかも…)

なんて、ガラにも無くシミジミしちゃったりします。

こんなんでエエのんか?
とも思うのですが

「目まぐるしく忙しい毎日で無くてもいいんだよ。
 悠長にしていられるうちは、悠長な時間を楽しもう。
 それは私にとって必要な時間なのだし」

と、ある意味開きなおってしまうと
朝昼晩、刻々と空の色が移り変わることや
季節によって空気の匂いが変わることなども
楽しめるようになりました。


私はずっと 『ここ』 に居たいと思うのです。
『ここ』 は病院より遥かに居心地が良いし
『ここ』 にいる限り 私の未来は
もはや私一人の采配によるものでは無いからな。






****

5〜6月へ
9月へ
バックナンバーインデックスへ
ホームへ